words for a book (大江慎也+小松崎健郎)

金曜日にAmazonから届いて、昨日から一気読み。
大江慎也氏の幼少期からルースターズ結成、脱退、そして”復活(?)“に至るまでが、本人の言葉で綴られているという点は、まさに特筆モノ。

……とはいえ、やっぱり気になるルースターズ脱退の理由や、あの「空白の15年間」については、明確な答えは語られず。はっきり言えば「消化不良」。書き残したくないこともあったんだろうなと、理解。
それでも、読んでみて以下のことははっきりしました。
    •    元プロデューサー(柏木氏)への怒りは健在(というか再確認)。
    •    UN(THE UN)は、大江氏の中ですでに完結していること。
    •    そして今、大江氏は花田、井上、池畑、下山とまた音を鳴らしたいと考えているということ。

期待していた「辞書サイズの超濃厚本」ではなく、実際は200ページ足らずであっさり読めてしまいましたが、内容的にはファンならグッとくる一冊。
長年ルースターズを追ってきた人にとっては「新事実!」とまではいかないかもしれませんが、未発表の歌詞も載っているし、大江氏に印税が入る本であることも含めて――

これはMUST BUYです。いや、2~3冊買いましょう。

最後に、この本を世に出してくれた小松崎氏に、最大限の感謝と「お疲れ様でした!」を送りたいと思います。